2021/06/17 19:18

店舗となる場所は空き家でした。昭和45年に建てられた、築50年の古民家です。

1年前ぐらいまでは人が住んでいたそうで、普通に住めそうという印象。

もともと、家に対する許容範囲は広い方だという自負もあり、虫も割と平気、新築のピカピカより少しレトロな雰囲気が好きでした。
とはいえ、古民家で探していたわけでもなく、いい感じに築30年くらいの一軒家ないかな〜と思っていました。
(築30年なのは、東京で住んだ最後のマンションが築30年位で、好きだったので、そのくらいかなという程度)
あとは、最終的住まいとは考えておらず、老後はまたマンションもいいなと思ったりしているので、ある程度自由に手を加えられて、ほどよく暮らせればいいなと。
お店をやろうとしている私達にとって、ローン組んでまでの家は買えないし、今は必要ないという判断でした。
古民家じゃなきゃ!というほどでもなく、店舗なら、固定費が安いに越したことはないと金銭面から古民家になった、という感じです。
実際、不動産会社が管理している店舗空き物件の見学を移住前に2、3件したのですが、外観と内装の状態の割に高い。
そして庭などはもちろんない。改装前提だったので、目ぼしい1件は実際に建築士に費用を見積ってもらいましたが、想定の3倍ほど!
であれば、庭もあり広々とした物件なら兼住居にも出来る、賃料の安い古民家にするのは当然だったかもしれません。

でも、古民家に絞ったきっかけとなった出来事はありました。
とある雑誌で木工作家の方が自分の家を(築古の一軒家)それはそれは素敵にリノベーションしているのを知りました。
え、こんなに家って簡単な仕組みなの?セルフでもそういう風に暮らせる家に出来るの?と目から鱗でした。
(実際やってみたら、その方がいかに並ではない出来る人であるかを実感するのですが。。)
その方のブログを散々見ながら、夫婦二人は早速やる気になってしまい、それまでの、賃貸一軒家でその一部にパン工房を設けよう。
だの、小さいアパート借りてそこを厨房にしよう。などと考えなくりました。
※今はそのブログが残念ながら無くなっていました、、木工作家の水田典寿さんという方です
それ以来古民家を探し、自分たちでリノベーションしよう!と邁進するに至ったのです。

しかし、土地勘ある地元であっても価格や条件ともに納得のいく古民家は見つかりませんでした。
まず、自治体の登録空き家件数自体が少ない。車を走らせればこんなにも空き家があるというのに。
事実、私達の住む鹿児島は九州で空き家率ワースト1位だそう。
もっと空き家を活かせたらいいのに。と空き家の多さに切実にそう思いました。
(後日、空き家を管理する大変さを知り合いづてに聞くことがあり、思うように解決しない原因も分かったのですが、それは追々)

そういう問題の中でも、運良く私達は知り合いの空き家が見つかりました。
一時賃貸物件として貸していたそうですが、その後借り手も見つからず約1年ほど空き家だったとのこと。
簡単な図で説明するとこんな感じです。
家以外に、昔の農家でよくあるそうですが、農具や農薬など置いていた大きな納屋と家畜が居たであろう小屋があります。
そしてひろーい畑×2。

地元民の私が見ても、広かった!!住む+店舗を構えるにも十分過ぎるところも気に入りました。
また、古民家空き家となると元住人の家具荷物がそのまま残っていることも多いのですが、ここは賃貸だったこともあり、
母屋に関しては一切荷物は無い状態。
すぐにリノベーションに着手できる点も選んだ大きな要素でした。
そして家を出た坂を下れば、広がる田園風景。すごく綺麗です。

この場所で店を始めることにしました。
こんな場所で?と散々家族からも心配されながらも、なんとかなると言い聞かせながら、この田んぼ道を行き来していました。

次は店舗の庭のbefore編です→→→ こういうところでした①〜庭 編〜
Humme という場所 ←←←